南飛烏鵲楼

三国志に特化して再開します(2008.04.09)
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というわけで続きです(前項はこちら)。


唐突にクイズから。


「『三国志演義』の登場人物中、
最も背が高いのは誰でしょう?」





[呂布の身長(続)]の続きを読む
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ちょっと思いついたのでメモ程度に(の割に長いですが)

『演義』の古本では呂布の身長は一丈ってことになってます。
(通行本では消失)。
この一丈が果たしてどのくらいの長さなのか、ってのは
(三国時代と明代では同じ一丈でも長さが違うから)
一つの問題だとは思いますが、ひとまず保留。


気になったのは、この「一丈」ってのがどこから出てきたのか、ということ。
『平話』でも呂布の身長は一丈(九尺二寸って箇所もあるけど)に
なっているので『演義』が創作したわけでは無さそう。


まあ、張飛が八尺で関羽が九尺(三寸だったり五寸だったり)なので、
何となく呂布の一丈というのは「ありそうだな」とは思う。
(ちなみに正史ではこの3人については身長の記述はありませんな。
劉備や趙雲はあるし、『演義』に引き継がれているんだけど。)


ただ、「呂布は強いから長身」というのは解らんでは無いにしても、
何で「一丈」なのか。


普通、人間の身長には使わない表現のように思う。
例えば中央研究院の『漢籍電子文献』
「人文資料庫師生版1.1」を検索してみても、
「身長一丈」は一例もない。
(07年4月17日訂正。5例ほどありました。
具体的な人名を挙げられるのは巨無覇。
『後漢書』などに出来。あと、『続高僧伝』に
「身長一丈」の「神人」が出てきたり)


一丈とおなじ長さである「身長十尺」は幾つかあるが、
堯だの、周文王だの、叔梁紇(孔子の父親)だの、
「明らかに伝説だろ、それ」
というものしか引っかかってこない。
(それを言い出したら呂布も伝説なんだけど)


では、呂布の身長はどこから来たのか。

   → 呂布の身長(続)

   → 私論三国志目次へ戻る
   → 総目次へ戻る

集英社文庫。2007年1月25日第1刷。390頁。
個人的評価 A+
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my favorite 李俊登場。しかも、原作の立ち位置に極めて近し。
(梁山泊との距離感とか)


ちなみに1~3巻のレビューはこちら。


『水滸伝一 曙光の章』


『水滸伝二 替天の章』


『水滸伝三 輪舞の章』


さて、四巻についての雑感。
※以下、ネタバレあり。未読の方は注意。

[北方謙三『水滸伝四 道蛇の章』読了。]の続きを読む

今日(4月10日)の夕刊1面「ニッポン人脈記」より。


建築家の松村賢治氏を旧暦カレンダーの“復活者”として紹介。まあ、七夕とか桃の節句とか旧暦の方が日本の自然に合致しているのは事実だし、そもそもアジア全域を見たら太陽暦一辺倒なのは日本くらいでしょ。


笑った(失礼)のは次の記述。松村氏の発言の引用という形で。


>「骨、脳、肺。人間の体を表す漢字に“月”が多いのも、
>生理のリズムが月の周期と同じであるのも、旧暦が人
>間のリズムに合っているのを示している」


って、オイ。
こんなこと言ったら、旧暦を推進する主張そのものの合理性まで疑われてしまうと思うのだが。

「骨」「脳」「肺」の「月(に見えるモノ)」は「肉」の変形。空の月とは全然関係ない。

新字じゃ同じになっちゃってるけど、空の「月」は横画二本が右の縦画にくっつかないのが本来の形。「肉」の変形は、普通我々の書く「月」で横画が右の縦画に付く。

[「つき」と「にくづき」は違うよ……]の続きを読む

ちくま新書。2006年11月10日第1刷発行。205頁。
個人的評価 B
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売れているようでAmazonでもかなりたくさんレビューがついてます。
まあ、私の駄文よりはそちらの方が有用な紹介かとは思います。


「“ダメな議論”に気づき、それを排除するために『目』を獲得(9頁)」
するためにはどうしたらいいかを説くことが目的……なんだろう。


読んで、ジャマにはならない本という感じでしょうか。
高校生・大学生向け?かな。

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