南飛烏鵲楼

三国志に特化して再開します(2008.04.09)
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mujinさんのところでも少し言及したのですが。

 『新編五代史平話』梁史平話巻上冒頭(ってことは、『五代史平話』の冒頭ってことですが)に、『三国志平話』冒頭の転生譚の原型と思われるものが記載されています(原文は中央研究院の「漢籍電子文献」で見られます)。

 『三国志平話』に比べ、ごく短いものですので適当に要約すると、

 劉季は項羽を殺し漢を建てたが、功臣である韓信・彭越・陳豨を疎んじ、罪を着せて族滅してしまった。これを恨んだ3人は天帝に冤罪を訴え、3人を憐れんだ天帝は、韓信を曹操に、彭越を孫権に、陳豨を劉備に転生させ、天下を三分させることとした。結果、曹操は献帝の天下を簒奪し魏を、劉備は漢室復興を企図して蜀を、孫権は兵を荊州に興して呉を建国した。三国それぞれに「史」があるゆえ、これを『三国志』というのである。

 英布が陳豨に代わり、その転生が劉備、彭越の転生が孫権、というように、短いながら『三国志平話』とは結構異同があります。
 『五代史平話』と『三国志平話』の成書年代の先後は俄には定めがたい(通説では『五代史』の方は南宋末には原型ができあがっていたとされますが)ので、継承関係はよく判りませんが、少なくとも南宋末~元にかけて、この転生譚が相当知られていた話なのは明らか。

 附記:『三国志平話』については、以前少し書いた(コチラを参照)んですが、何時の間にやらWikipediaの『三国志平話』の項が相当充実してますね。私の文章はもう要らないな(苦笑)。

 この文章を全体の何処に位置づけるかは思案中……とりあえず雑記にしときます。

 08.10.26 総目次>B三国志故事の書誌>5『三国志平話』の下に置きました。

   → 『三国志平話』へ戻る
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