南飛烏鵲楼

三国志に特化して再開します(2008.04.09)
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双葉文庫。2005年6月20日第1刷。
個人的評価 A+


以下の内容は重大なネタバレを含む可能性があります。
本書を未読の方(特に貫井徳郎『慟哭』は既読の方)は注意!!


傑作。


この人、「成長する作家」なんですな。
このシリーズの第1作『失踪症候群』より第2作『誘拐症候群』の方が圧倒的に面白いし、
第2作よ、りこの第3作の方が圧倒的に面白いです。


……作家としては大損ですね。


いわゆる探偵小説の範疇に収まる小説ではなく、
本書の解説にも言う通り、犯罪小説とでもいうべき作品。
「法で裁かれない犯罪者を私的に裁いてよいのか」という主題は重く、
特に犯罪者の多くが未成年なだけに、気軽に読めるとは言い難いけれど、オススメです。


ミステリ的な仕掛けも、巧妙に張られています。
よくよく考えると、同じ作者の処女作『慟哭』と同じ仕掛けなのですが、
『慟哭』には騙されなかった筆者(武)が、今回は綺麗に騙されました。
これも作家の文章がデビュー時より遥かに巧くなっているからでしょう。

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