南飛烏鵲楼

三国志に特化して再開します(2008.04.09)
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去年の大会は行けませんでしたが、
今年は行ってきました三国志学会
盛り上がりは今ひとつだった気もしますが、
その辺も含めて、大会レポートはまたそのうちに。

で、自分的には今回のメインは
この『狩野直禎先生傘寿記念三国志論集』
(長いので以下『論集』)
定価8000円が三国志学会会員だと5000円、
大会当日会場で買うと4000円でした。
てっきり汲古書院の発行だと思ったら、
発行は三国志学会で発売が汲古書院でした。
というわけで、おそらく一般書店には並ばないと思われます。

ここから書評。まず、書誌から。
三国志学会。2008年9月14日発行。583頁。

論集なので、全体的な書評というのは変ですね。
以下、収録論文を掲げておきます。

【思想篇】
田中麻紗巳「応劭の人物批評」
堀池信夫「無と道-韓康伯の思想-」
井ノ口哲也「仲長統伝小考-『仲長統の思想』序章-」
辛賢「揺れ動く『象』-その重層性をめぐっての詩論-」

【文学篇】
林田慎之助「建安詩人における自然描写の写実性」
大上正美「曹植の対自性-〈黄初四年の上表文〉を読む-」
安藤信廣「三国・六朝抗争史の中の建康
        -特に侯景の乱と庾信の行動について-」
牧角悦子「建安文学における詩の変容-文章不朽と詩の無名性-」
矢田博士「三国時代の蜀および呉における詩作の実態について」
狩野雄「輝ける香り芳しき光り
       -曹植『迷迭香賦』の『順微風而舒光』句をめぐって」
稀代麻也子「『与呉質書』の曹丕」

【史学篇】
小林春樹「『三国志』の王朝観-『漢書』との比較を中心として-」
石井仁「柤中考-三国時代における沔南の村塢と流民、蛮夷-」
渡邉義浩「陳壽の『三國志』と蜀學」

【演義篇】
早田輝洋「満文三国志について」
大塚秀高「関羽が貂蝉を斬るのはなぜか-弾唱小説と異端小説-」
金文京「『三国志平話』の結末についての詩論」
中川諭「劉龍田本『三国志伝』と繁本系テキスト」
上田望「〈食〉から読む『三国志演義』」
竹内真彦「関平が養子であることは何を意味するか」
仙石知子「毛宗崗本『三国志演義』に描かれた女性の義
          -貂蝉の事例を中心として-」

伊藤晋太郎「関羽の手紙と単刀会-関羽文献の本伝についての補説-」

【記念篇】
狩野直禎「わたしと三国志」
「狩野直禎先生略年譜・著作目録」

【思想篇】とか【文学篇】というのは便宜上附したもので、
『論集』そのものには附されていません。
また、【演義篇】としましたが、例えば金氏や伊藤氏のものでは、
『演義』はほとんど扱われませんので、
名称そのものが適切でないかも知れません。
ご容赦ください。

狩野先生の記念論集にしては【史学篇】の収録数が
少ないかな、とは思います。やや残念。

まだ【演義篇】を斜め読みしただけですが、
それだけでも面白い指摘がいくつか。
特に、仙石氏のものが面白いです。
眼から鱗、というか。
機会があれば、詳しくレポートしたいと思います。

他のものについても、私的に興味を持ったものについては
レポートするつもりです(全部はムリでしょう)。

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